お客様インタビュー(坂本 一喜 先生)

なんば坂本外科クリニック 坂本一喜 院長
  • なんば坂本外科クリニック  坂本 一喜先生
  • 2015年01月13日 開業
  • 〒556-0011
    大阪府大阪市浪速区難波中1丁目10-4 南海野村ビル4F
  • 外科
  • ホームページ https://nmb-ssc.jp/

専門領域での日帰り手術に特化した医療提供が成功へと結ぶ

大阪の二大繁華街のひとつとして知られるミナミの玄関口、なんば駅から至近のオフィスビルに2015年1月に開設された「なんば坂本外科クリニック」。

診療内容の大きな特徴は、坂本一喜院長の外科医としての執刀実績に裏打ちされた高度な技術を駆使した「下肢静脈瘤」と「鼠径ヘルニア」の日帰り手術に特化した点です。

良好なアクセスと専門性の高い良質な医療提供が認められたことで、広域から患者さんが集まり、開設から10ヵ月余りだというのにもかかわらず、受診者は当初予想を大幅に上回るペースで増え、すでに累計518人(下肢静脈瘤365人、鼠径ヘルニア148人)の日帰り手術を実施しています。

前職の岸和田徳洲会病院(以下、徳洲会)では、外科統括部長の重責を担われていたにもかかわらず、一転、開業へと向かわれた動機はなんだったんですか。
坂本院長 徳洲会は、第三次救急認定医療機関です。そのため緊急事態への24時間対応をはじめ、専門領域である消化器系のがん手術、日帰り手術等外科領域のすべてにかかわってきました。わたし自身は、1999年から下肢静脈瘤専門外来を主に担当してきたものの、病棟を統括するという立場にあったため、肝臓や食道などの難易度の高い手術にも一定の責任をもたなければなりませんでした。難易度の高い手術では、手術することで患者さんの疾患がいったんは根治したという達成感がえられる一方で、再発や合併症などがつきまとうという現実に直面することもあり、時を経るにしたがって辛くなってきていたことは否めません。
 
また、わたし自身は患者さんの負担を軽減する意味で、可能な範囲で日帰り手術を充実させたいと考えていました。とはいえ、急性期の入院治療を前提としている病院においての日帰り手術には、対応の難しさが感じられました。
 
開業への動機は、いろいろな要素が組み合わさった結果だと思いますが、10年先、20年先の医師としての自身のありかたを考えたとき、あえて入院機能をもたない医療機関のなかに、わたしの志向している日帰り手術に専門特化した道がみえてきたように思います。
徳洲会では、現在でも外科の非常勤医師として紹介されていますね。
坂本院長 退職したとはいえ、徳洲会には、わたしが担当した患者さんがおり、クリニックの休診日にあたる水曜日には徳洲会に出向き、術後の継続的なケアを中心に行っているほか、手技のセンスを落とさないように他の医師の執刀にも加わるようにしています。
 
また、日帰り手術を専門としていても不測のリスクは伴いますし、診察の結果、入院治療が必要になる患者さんもいます。そうした事態に備えた入院施設のある病院とのコネクションは不可欠という観点からも、徳洲会との良好な関係は継続していきたいと考えています。
写真:手術室
「下肢静脈瘤」と「鼠径ヘルニア」の日帰り手術に特化した外科クリニックということですね。
坂本院長 そうです。開業前は同じ領域の日帰り手術で開業をされているクリニックを複数訪問し、院長から話をうかがうなかで、診療コンセプトや開業のイメージを醸成させていきました。
 
「下肢静脈瘤」は出産経験をもつ女性に多く、全ヘルニアの約9割を占める「鼠径ヘルニア」は比較的男性に多い疾患です。ともに薬物療法での回復が難しいだけに外科の需要は高いといわれているのですが、外科医療全体からみれば非常にニッチな領域ともいえることから、クリニックとしては希少な専門領域なのではないでしょうか。
どういう体制で手術を実施されているのですか。
坂本院長 下肢静脈瘤手術の場合、症状によっても異なりますが、主とする高周波カテーテル治療装置を用いた血管内焼灼術においては、執刀者のわたしを2人の看護師がサポートし、麻酔管理もわたし自身が行います。手術時間は30分程度で、術後は約1時間、個室のリカバリールームでの様子観察を行い、落ちついてから帰宅することになりますから、患者さんの負担は非常に軽いものになっています。
日本医業総研の開業サポートについての印象をお聞かせください。
坂本院長 日本医業総研とは、日経メディカルが主催する開業セミナーに参加した会場での個別面談で出会った猪川さんがきっかけとなりました。その後、「医院経営塾」に参加しながら面談を重ねていきました。医療機器メーカー等にもコンサル部門があるのですが、本業を強く意識されることも多く、医業経営全体のバランスに偏りが生じるおそれがあるのではと感じていました。
 
わたしの構想を第三者的な視点による評価の下で実現に結びつけてくれるサポートをお願いしたいという考えから医業総研を選びました。開業までのプロセスでは、さまざまな業者さんが関与してきますが、医業総研を通じての紹介では中立性が担保されており、そこにも安心感がありました。
「みなみ」のほぼ駅前といえる立地ですが、開業エリアや物件についての具体的なお考えはあったのですか。
坂本院長 前勤務先との連携という意味では岸和田か大阪市内。その中間地点で、わたしの出身地である堺も候補エリアでした。日帰り手術に特化させることを最重点に置いた場合、猪川さんからのアドバイスもあって、人口が多く、広域から集患ができるアクセスに優れた立地ということになり、そこで都市部に絞り込んで物件を検索・調査し提案をしていただいたなかからさらに検討を重ね、開業したテナントビルに行きつきました。
開院から10ヵ月余りですでに500余人の手術を実施されてきたと伺いましたが、直近(2015年11月)の月次データをみても、下肢静脈瘤45人、鼠径ヘルニア20人の患者さんに対応されています。これほどの短期間で患者さんを引きつけた要因について先生はどうお考えですか。
写真:リカバリールーム坂本院長 ひとつには、多様な媒体を利用した広報活動によって、クリニックという身近な医療機関での日帰り手術に対する理解が浸透してきたのではないかと思います。
 
病院にはハードルの高さを感じる方でも、クリニックであれば早期の段階で気軽に受診するきっかけにもなります。実際に「これなら、もっと早く手術を受ければよかった」という患者さんの声も聞かれるようになりました。疾患の早期発見や治療の大切さは誰もが理解しています。しばらくは、広報活動を継続していこうと思っています。
 
また、慢性疾患などで服薬等の治療を受けられている患者さんの場合は、かかりつけ医への手術の報告をはじめとする情報提供に努めています。地域連携と呼べるほどにはまだいたっていませんが、そうしたかかりつけ医からの紹介患者さんも増えてきています。
 
外科治療の場合、手術によって疾患そのものは治ります。そのため術後経過を観察する以外には内科のようなリピートはみこめません。つまり、常に新規の患者さんを獲得していかなくては医院経営が成り立たないということです。クリニックでは患者さんの満足度が、直接「口コミ」への働きかけにつながりますから、患者さんに気持ちよく受診していただけるように、時間をかけた丁寧な説明とスタッフの接遇に心がけています。
HPでは治療内容とあわせて、手術にかかる費用がわかりやすく記されていますが、これも効果的に感じられますね。
坂本院長 治療に要する費用面を明確化することも、広報のポイントだと考えました。実際にHPのアクセスデータを分析すると、治療費ページの閲覧率が高いことがわかります。下肢静脈瘤の手術もかつては自由診療の扱いでしたし、一般には「外科治療」=「高額」というイメージはどうしても拭えないのではないでしょうか。治療費を明示することは、保険診療であっても医療サービスのひとつだと思います。
開業による先生ご自身の日常に変化はありましたか。
坂本院長 開業して、不思議と体調がよくなりました(笑)。病院では、当直以外にも救急対応や受け持ち患者さんの病変に備えていなければなりませんでしたから、勤務時間外であっても携帯電話の着信には常に緊張を強いられてきました。これが、案外心身に堪えるのです。開業してからは、体力的なことも含め、時間を規則的にコントロールできることで精神的なゆとりが生まれてきました。とはいえ、臨床一筋で生きてきただけに気がつくと趣味と呼べるものが何もない...(笑)。持て余すほどの時間があるわけではありませんが、今後はひとつくらいは趣味をもちたいものです。
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