お客様インタビュー(大藪 丈太 先生)

おおやぶ内科・循環器内科 大藪 丈太 院長
  • おおやぶ内科・循環器内科 大藪 丈太先生
  • 2017年 開業
  • 兵庫県西宮市瓦林町20-14
  • 内科・循環器内科
  • ホームページ http://oyabunaika.com

「病気を見ずに人を見ろ」先端医療から転じ、地域医療を選ぶきっかけとなった師の教え

おおやぶ内科・循環器内科外観

今開業からまだ2カ月足らずですが、立ち上がりのイメージはいかがですか。

開業前の内覧会には220以上人の方にお越しいただきました。近隣エリアに循環器内科がないこともあるのでしょうか、病院に代わる受け皿としての期待の大きさを肌で感じました。損益分岐の患者数にはまだ達しませんが、担当コンサルタントの田中徳一さんが示されたシミュレーションには沿っています。落下傘開業で地の利や引き継ぐ患者さんもいませんでしたが、少し時間をかければなんとかなるだろうと思っています。田中さんが予防接種需要に合わせて開業時期を設定してくれましたので、それも助かっています。

循環器の「Good Doctor」として雑誌にも紹介され、急性期医療の最前線を歩んでこられた大藪先生が、一転開業を目指されることになった動機は何でしょうか。

急性期医療に従事してきたのは確かですが、私の医療提供のベースにあるのは患者さんとのコミュニケーションなんですね。病院の循環器外来で他の内科領域についての相談を受けることがありますが、私は機械的に他科に回すことなく、どんな相談にもできるだけ丁寧に対応してきましたし、患者さんからも喜ばれました。このまま大学や基幹病院で先端医療技術を磨くか、患者さんやご家族と近い距離感で密に関わることのできる地域医療を目指すか、私自身の医師としての将来像を想像したときにしっくりと収まったのが後者の開業医だったということです。私の診療スタイルを知る看護師やコメディカルも開業を讃してくれました。

先生のそういったお考えは、病院勤務のなかで培われたものなのですか。

医師として駆け出しのころに指導をいただいた先生からの言葉が、「病気を見ずに人を見ろ」でした。急性期医療に取り組みながらも、近視眼的にならず、患者さんの生活背景などバックグラウンドをシッカリと洞察して信頼関係を築けという教えなのですが、この言葉が私の診療スタイルの原点になっているように思います。この実践は病院勤務ではなかなか難しいのですが、私の場合根っから会話好きなこともあって自然に受け入れることができました。

専門医として循環器内科と総合内科を強みとするのは分かりますが、在宅まで取り入れるのはご負担が大きいのでは。

私にとって専門性の高い内科外来と在宅医療は、地域医療を成す基本として計画段階から織り込んでいました。総合内科専門医としては内科全般のプライマリケアを行いますし、循環器では病院に劣らない検査機器を導入し、的確な診断を行えるようにする。その一方で、自宅で療養中の方やフレイルなどで通院困難な高齢者に対応することもクリニックが担うべき医療機能だと考えました。そのために、開業前の2年間、機能強化型在宅療養支援診療所の指定を受けたクリニックに勤務し、24時間365日対応の在宅医療を学びました。自宅療養の高齢者の場合、完治の困難な慢性疾患や、合併症を持つ方も少なくありません。患者さんの望まれる治療をうかがい、個別性に配慮した最善な治療をご提案します。終末期であれば積極的な治療をせず緩和ケアを行うということも選択肢の一つであることをご説明します。また、看取りまでご希望される場合は、どう穏やかに、希望される最期を迎えるか、患者さんやご家族の思いに寄り添い最善を尽くすのが在宅医のサービスです。人は皆いつか死を迎えます。そのときにご家族が現実を受容し、「これまで診ていただき、本当にありがとう」と仰っていただけることが在宅医としての本懐です。

今回、弊社で開業をサポートさせていただきましたが、大藪先生からの印象はいかがでしたか。

日本医業総研には開業後の税務・会計顧問(税理士法人日本医業総研)もお願いする前提でコンサルを依頼しました。担当は事業計画の基本を詰めていただいた田中さんから、山田裕之さんに引き継がれましたが、的確な運営アドバイスが継続されていると感じます。開業準備中は医業総研から提示いただいた流れにそのまま乗って行きましたが、その過程で出てくる疑問にもキッチリと対応していただきました。医業総研のような専門特化したコンサル会社がいつから存在するのかは知りませんが、昔の先生方はどうやって開業していたのだろうと山のような届出書類を見ながら思ったものです。

大藪先生の将来的な事業構想をお聞かせください。

今はまだ経営黒字化に向けて必死ですが、ある程度の安定をみたときにどう医療機能を広げるかを考えてみたいですね。医療機関は社会公器としての持続性・継続性が求められますから、10年後の医療ニーズの変化を読み取りながら、医療介入のゲートを担う訪問看護施設や高齢者居宅介護施設など在宅医療の機能を最大化できる事業を考えてみたいと思います。もちろん、分院の設立で医療領域やエリアを広げる可能性も考えられますが、その場合の経営は就任される院長に主体となっていただき、私はサポート役でいられればいいと思っています。患者さんは、医師との1対1の信頼関係でクリニックを選ばれます。「病気を見ずに人を見る」意識が共有されていれば、充実した地域医療を実現することができると思います。

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