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【医療法人社団 新藤クリニック】新藤高士先生

新藤高士
開業 2005年
所在地 尼崎市武庫之荘1-27-1
診療科目 内科、循環器内科、ペインクリニック、予防接種、市民健診
ホームページ http://shindo-clinic.jp/
電話番号 06-6434-1008

急性期医療の現場から実感した、「予防」への意識

新藤クリニックが開設から周年を迎えた2015年は、わたしの医師生活30周年とも重なりあった節目の年でした。

わたしは1985年北海道大学医学部を卒後後、京都大学医学部附属病院、北野病院で内科研修を受け、小倉記念病院で循環器医としてのキャリアをスタートしてから循環器専門医の道を歩んできました。

勤務医時代は、主に急性・救急疾患のカテーテル治療やペースメーカー植え込みなどを行うなかで、心停止寸前の救急搬送された患者さんが、集中的な治療を受け、独歩で退院していままでどおりの社会生活に復帰されるケースを少なからず経験してきました。このような劇的な回復が循環器治療のダイナミズムであり、医師としての達成感にもなっていました。

一般に、虚血性心疾患は、自覚する前兆がなく突然発症することもありますが、生活習慣病の延長として発症することが多く、職場検診や人間ドック受診後のケア不足なども要因の一つです。また、治療後の服薬や生活改善等を怠ることによる再発もあり、基本的にはリスク管理がとても重要な疾患です。とはいえ、大きな病院では急性期疾患としての治療を重視する傾向があり、「予防医学」の大切さはわかっていても、それを理想どおり両立させることは困難でした。

どうして開業医の道を選んだのか?と問われても、最初から明確な目標や動機があったわけではありません。強いて思いをめぐらせるとしたら、長年急性期や救急医療というハードワークに携わってきたなかで疲労が蓄積してきたともいえますし、大きな病院組織の中間管理職として、周囲の期待に応えられていないことも自覚していました。意味あいは違うかもしれませんが、ちょうど「立ち去り型サボタージュ」という言葉がはやった時期でもありました。

このままずっと勤務医でやっていって、自分を最大限生かし切れているのか、行き詰まり感にも似た悩みを抱えていたときに、友人の医師が紹介してくれたのが、日本医業総研の猪川さんでした。

当時、仕事で知りあう開業医は目上ばかりで相談できるような親しい関係とはいえませんでしたし、医学部時代の同級生もほとんどが勤務医でしたから、開業は全く未知の世界でした。笑い話にもなりませんが、当時は地区の医師会が地域の学校医、介護保険、予防接種、産業保健、特定健診などの受け皿になっていることすら知らなかったほどです。開業の準備や開業後の姿にまるでリアリティがもてず、猪川さんとお会いしても、わたしからの一方的な悩みを聞いていただくばかりで、猪川さんから開業の意思決定を促されるようなこともありませんでした。

そんなわたしがクリニック開業を決めたのは、猪川さんとの面談を重ね年近く経ってからのことだと記憶しています。

開業したら、それまでにせっかく学んだ技術や知識はすべて捨てさらなければいけないのかなど、当初開業後の診療イメージは不鮮明でしたが、面談するうちに、提供する医療としては専門医の立場から生活習慣・環境改善などによる「一次予防」「二次予防」を重視したうえで、急性期医療の最前線にいた経験を活かし、急性期病院のパンクした外来であふれ出た患者さんの受け皿になれるのではないか、と考えるようになりました。

自然体で構築された、診診連携

開業エリアや物件選定については、マーケティングも含め、基本的に猪川さんに一任しましたが、自宅の最寄駅である武庫之荘駅の南側に、優良な戸建て物件をみつけることができました。早い時期から街づくりが整備されていた北側とは違い、南側は昔はひたすら田んぼが広がる農地だったと記憶していますが、大阪市内への通勤圏でもあることから転勤族も含めて人口が増加し、住宅開発が進展したエリアです。

物件は、駅前の立地ではありませんが、かつて外科クリニックが開設されていたもので、背後に広がる住宅街から、駅や地域の日常的な買い物をみたす大型スーパーを利用する際の扇の要に位置し、駐車場も確保されていました。

クリニックとして認知されていた立地にくわえ、近くに循環器内科を標榜する専門クリニックがなかったことで、患者数は緩やかな上昇をつづけ、ここ数年は日に人50人前後で安定しています。開業当初に勤務していた病院からついてきてくれた患者さんは、10年を経たいまでも20人程度の方が通ってきてくれています。

近くの大病院の専門医の先生方とも、理想的な形で「病診連携」を築くことができていますし、また、患者さんとして多い高齢者の場合、複数の疾患を合併しているケースがみられるため、意識せずともエリア内の他科専門クリニックと相互に患者さんを紹介しあい情報を共有する良好な「診診連携」が構築されました。

開業後の会計業務は、縁あって別の会計事務所に依頼したにもかかわらす、猪川さんには、開業から10年も経った現在でもスタッフ人事などで何かにつけ相談に応じてもらっています。
「開業後も本音でつきあえる」
日本医業総研というコンサル会社の大きな特徴はこの点にあるように思います。いまは、頼もしいアドバイザーだなとつくづく感じています。

地域とともに歩み、ともに年輪を重ねる

開業という医師の第二のライフステージをどう充実させるかは、医師によってさまざまだと思います。

事業が軌道に乗り、必要に迫られて訪問看護や介護領域に事業拡大をしていく医師もいるでしょうし、勤務医と違い時間のコントロールが利く環境のなかで、趣味やライフスタイルを充実させることもまた経営者に相応しい生き方だとも思います。

わたしはといえば、勤務医時代から現在にいたるまで趣味と呼べるものは無く、事業家としての才覚もなければ野心ももっていませんから、目の前の患者さんを丁寧に診ていく以上にできることはありません。

しかし専門医としての知識をもち診療していくために、勤務医の先生方との交流を心がけ、できるだけ「病診連携」の勉強会などに参加しています。

落下傘開業のわたしを受け入れてくださった地域の他の診療科の開業医たちに感謝し、自分にできる範囲で医師会の活動に協力することでも、勤務医時代と変わらないくらい、大変忙しい毎日を過ごしています。

急性期疾患を診てきた専門医としての強みと、急性期医療に取り組んできたからこそ理解した「予防」の重要性。これがわたしの開業というセカンドステージの始点であり、その基本姿勢は10年後のいまも変わることはありません。今後の10年先、20年先を見据えたとき、「多死社会」「認知症700万人」時代を見越して、高齢者がどこで最期の時を迎えるのかが大きな課題です。

住まい、医療、介護、予防、生活支援を一体的に提供しようとする「地域包括ケアシステム」、自宅で過ごすための在宅診療への誘導や介護施設の設置基準緩和などすべてのことが関連があり、地域の開業医もそのなかに有無をいわせられないまま巻き込まれていきます。しかし、サービスの質・量ともに地域差が大きいのではないかと感じています。

「地域医療への貢献」をコンセプトに開業される医師も多いでしょうが、広く地域に資源を求める望ましいシステムは現実はまだまだ手探りの部分が否めず、一朝一夕に整備されるものではなく、ましてや一クリニックがその推進役を担えるとは思えません。

そんななかでわたしは、現在みている患者さんが年老い、介護が必要になったり、施設への入所や在宅診療が必要になったら、自分でできることはするし、できないことは適切な選択肢を提示できるようにする。

これは、いま現在多くの先輩開業医がすでに実践していることですが、その時々にタイムリーにベストの対応をしたいと思います。それが、地域の健康を見守る一人の町医者としての自然の成り行きであると思います。

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